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2005年08月24日

バックナンバー(Vol.20)

2005/08/17 Vol.20 技術士 鈴木裕
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儲けを生む、ものづくりとマーケティングのメールニュース
 〜あなたの会社がもっと儲かるためのヒントをお届け〜
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目次
1.お知らせ
2.今週のヒント
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こんにちは、
技術士の鈴木裕です。

盆休みはどうでしたか?
この時期、どこへ行っても混雑するので、私は家でじっとしていました。
読書三昧でした。

では、今週も「儲けを生む、ものづくりとマーケティングのヒント」お送りします。

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1.お知らせ
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□ 今週は、特にお知らせはありません。

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2.今週のヒント
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□ 夏休みは読書三昧

今週は趣向を変えて、この盆休みに読んだ本について。
かなり前に読んだ本を読み返して、また新鮮な気づきがありました。
まずは、数学関係の本、3冊。

えー、数学?嫌だ、聞きたくない。

そんな声が聞こえてきます。ホントに数学嫌いな人、多いですね。
実は、私も、数学が苦手でした。高校2年までは。
高校2年の時には、進路指導で、「君は理系は無理だから、文系にしなさい」といわれたくらいです。
この、理系とか文系とか言うわけ方自体、私は好きではありません。
自然科学と社会科学、と言うならわかります。日本特有の理系、文系と言うのは、これとは少し違います。
本当は、数学と言うのは、社会科学でも基礎になる学問なんです。経済学なんて、そのまんま、数学の応用ですから。

私が数学を好きになったのは、実は高校3年のとき。微分方程式と線型代数、論理学を知った時でした。これこそ本物の数学だと思いましたね。

このあたり、日本の教育制度のゆがみを感じます。本物の数学を教える前に、数学ができないから、と言う理由で「理系は無理だ」と決め付けるんですから。

さて、そう言うわけで、微分方程式、線型代数、論理学、統計学に関係した本を。
こう書くと堅苦しくてますます嫌になるかも知れませんね。
ここに紹介した本は、そう言うあなたのための本です。

1.数学嫌いな人のための数学―数学原論 小室 直樹 (著)
以前に、紹介した、「日本の敗因―歴史は勝つために学ぶ」の著者である、小室直樹博士の書いた論理学の本。
数学好きな人にも面白く読めます。
数学の基本は論理学、そして、初めに目的ありき、と書かれています。
初めに目的ありき、と言うのは、学問に限らず、ビジネスでも同じですね。
この本について、詳しくは、次のリンクで。
http://tinyurl.com/achvc

2.日本人のための経済原論 小室 直樹 (著)
数学者でもある著者らしい、単純明快な切り口で経済をわかりやすく解説してくれます。
もちろん、数学の苦手な人にもわかりやすく書かれています。
経済学と言うのは、微分方程式と線型代数が基礎なんですね。私の専門は制御工学なんですが、これも全く同じで、微分方程式と線型代数の応用問題なんです。
この本について、詳しくは、次のリンクで。
http://tinyurl.com/9pxuz

3.統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 ダレル・ハフ(著)
統計学の大家が書いた、世界一カンタンな統計学の本。
綿密な市場調査をしたのにどうしてはずしたのか、その理由がわかります。
この本について、詳しくは、次のリンクで。
http://tinyurl.com/83zyk

最後は、テクノロジとマネジメントについての本。
これは、7月の新刊、今回初めて読んだ本です。

4.テクノロジストの条件 P.F.ドラッカー(著)
テクノロジストとはどう言う人か?テクノロジのマネジメントとは?イノベーションの方法とは?
テクノロジストの人も、そうでない人も、とてもためになる本です。
この本について、詳しくは、次のリンクで。
http://tinyurl.com/bucfe

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(c)鈴木裕&SRD Inc. All rights reserved.
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□ ご意見、ご感想をお待ちしています。
技術士(機械部門・総合技術監理部門) 鈴木 裕
http://blog.suzukiyutaka.com/
有限会社SRD代表取締役/近畿大学非常勤講師

投稿者 suzuki : 2005年08月24日 13:08

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